講師インタビュー:ラクシュミー 先生
Q:先生が「占い」にご興味をもったいきさつとは?
やっぱりタロットからですかね。
白黒のタロット、同世代の方やったらなじみ深いんやないかな。
高校生のころ辛島宣夫先生の「タロット占いの秘密」が出会いです。
あとは、母親が「占い」が好きでなにかというと、占ってもらいに行っていて。
実家は滋賀県ですが、占い文化圏というか・・・日常的に占い師に観てもらうことが当たり前という感覚。
『ちょっとあんた、悩んでるんやったら、占いに行っておいで』というノリが日常茶飯事で(笑)
怪しいもんでもオモロかったらええやん!使えるもんは使うで!
という関西文化でしょうか。
周囲を見ても、関西のクライアントさんは「母娘」で「当たる占い師についての情報交換」したりする方が多いですね。
もちろん自分でも雑誌マイバースディの特集ページを熟読しつつ、ラッキーアイテムやカラーをすべて気合いで手帳に書き写していました(笑)
Q: どんな風に勉強され、そしてプロになったのでしょう?
これは、よく語っていますが、すごく好きだった年下の男の子が、いきなり「俺はインドに行くで」と言い出して。
「インドから戻ったらエスニックカフェをやりたい!
そこにアトラクションとして占いがあったら怪しくてええやろ、お前占い好きやったよな」と言ったんです。
それで「なんとかしてあげたい!」と思って。
当時私は会社員でしたが、「タロットを勉強しよう!」と一念発起して、師匠について習いはじめました。
そして今後のためにと、エスニックカフェでバイトもしてたんです。
そのカフェで「イベント的にタロット占いしてみないか?」というお話を頂いて、その流れで、タロット占い師としてデビューしちゃったんですよ。
また、タロットの師匠が占い専門店(ジュピター)も紹介してくれはって。
ここのお店は、入店テストが厳しくて有名なんですよね。
しかし、私はすでにプロ占い師っぽい風格があったようで(笑)
師匠の紹介もあったこともあり、まったくテスト無しで、すぐに働きはじめました。
西洋占星術は、大阪で松村潔先生が講座をされたのをきっかけに本格的に学んでいきました。
鑑定をはじめた当初は、プロとして強烈な『洗礼』を受けましたよ。
大阪のお客さんはお金を払うことにシビアですから。
私だけやないと思いますが・・・まさにこの時期にプロとしての「ヤル気」を試されたような気がします。
今はどんな質問でもお茶の子さいさいで占えるけど、当時はまだ慣れてなくて純真でしたし。でも当時のがけっぷちでの経験がプロへの自覚と自信につながったように思います。
Q: 現役プロの先生からみて、「伸びる人」と「プロとして活躍できる人」とは?
大前提として「お客さまの話を聞く仕事」だというのがあると思います。
妄想で頭パンパンになっているお客さまの話もひとまず受け止めてあげないといけない、しかし、これは結構しんどいです。
話を聞かずに、自分の意見ばかりを押し付ける占い師は先が続きませんね。
あと、伸びる・伸びないというのは「実際にある程度の売上を上げられるか」それに尽きるし。でも、それだけやったら続けれないし…うーん、難しいところですね。
絶対にアカンのは、「頭の固い人」。
勉強だけではなく、現場にどう合わせていけるかってことが必要、良い意味で雑な人やないとね。
理論だけで現実を見れない人も難しい、これも頭が固い人の特徴ですよね。
ともかく、頭をやわらかくするように、意識してほしい。
「世の中にはいろんな人がいる」ことを理解するのが占いですから、占い師本人がそれをわかっていないと。
たとえもともと頭が固くても、自覚するだけで随分変わってくるから、まずは「意識する」ことが必要です。
Q: ラクシュミー先生が、あくまでも『占い現場』にこだわっている理由
それはですね、奥が深すぎてやめられへんから。
占いの理論を研究したことは、実際にためしてみたい、
占いの現場で「ふつうの人に対してどういう反応があるか」研究結果を知りたいという思いが強いんです。
まさに両輪です。どちらかだけではダメ。
私にとって、研究と実践は両方が必要で欠かせないものです。
また、「現場で感じたこと」こそが自分の理論になっていくと思っていますので
机上の空論を振りかざすのはいやなんです。
そのためにも現場で「時代の空気」を知ることは大切なことだと思っています。
一対一の仕事ですから、お客さんの「すっきりした・感情癒された」って気持ちがダイレクトに伝わってくることもやめられない理由のひとつかも。
Q: ラクシュミー先生の講座のすすめかたを教えて下さい
タロット講座の進め方
理論を軸にしながら教える半面、受講される方が「タロットの絵柄から得るインスピレーション」も大切に、両方で進めていきます。
早い段階で「大アルカナ22枚のスプレッド(タロットの展開法)」を取り入れて実際に占っていただきます。
そのとき、あるカードが出たとしますよね。
そのカードが出た理由についても、なんとなくではなく「なぜ」そのときそこに出たのかを、きちんとし理解していただけるように説明していきます。
占い結果を腑に落ちるまで納得して頂いてから先にすすめますので、タロットが自分の身体の一部のように感じるはずです。
占星術講座の進め方
とりあえずたくさんチャートを読む練習、それに尽きます。
タロットもたくさんカードを展開してもらってますが、占星術はそれ以上にたくさん。
占星術はタロットと違って、枠組みがありますよね。
惑星10個、12ハウス、12サイン・・・
その中のどれかに当てはめていく作業なので、パターンをたくさん知っておかんとアカンから、たくさんチャートを読むことは必須なんです。
タロットは78枚のカードが、スプレッド(展開法)によって無限に広がっていきます。
つまりタロットは【枠を取り外していく作業】
反対に占星術は【枠の中に当てはめていく作業】なので、両者は真逆なものなんです。
だからこそ、占星術とタロットは一緒にやってほしい。
タロットだけだと広がりすぎてしまうし
占星術だけだと枠に押し込め過ぎてしまうから。
両方が上手くバランスをとっていくように。
タロットと占星術、お互いが行ったり来たりすることで、偏りのない鑑定ができる、これってとても大事なことなんですよね。
Q: 執筆、鑑定、講師、ご多忙な先生ですが、今後の活動についての展望をお聞かせください
今の活動、もちろん現場の占い師も含めて続けていくつもりです。
講師としては、プロ養成の講座を担当することが多いけれども、初心者向けのクラスも大好きです。
占いを全く知らない人でも客観的に自分やものごとを判断できるツールとして『占い』を好きになってもらいたい。
別に難しいことできなくていいので、ちょっとくらいわかるように習ってほしい。
お料理や手芸と同じです。多少うまいほうが便利やんか。
占いは女子の癒しだと思います。
おいしいご飯食べて、素敵なお洋服を買って、占い師のところに行って、笑って話して、そしてスッキリしてほしいですね。
今すぐ講座をチェック!
インターネット受講
占い師養成 基礎セット
「占い師」の仕事にご興味がある方に向けて、これだけは学んでおきたい基本講座をまとめた、お得なセットができました!
西洋占術セット(占星術・タロット・手相)
東洋占術セット(四柱推命・断易・手相)
二つのセットをご用意しました。
東洋占術は講座が長いため西洋占術よりも高価格になっておりますが、講座時間にすると非常にお得な内容です。
- 命術(めいじゅつ)
- 卜術(ぼくじゅつ)
- 相術(そうじゅつ)
どちらも占い師になるのに必要な三つの技法をまとめて学べる、入門者必見のコースとなっております!!