生徒の声インタビュー 第6回:カラーコンシェルジュ『アモエニタス』木村応子 先生
今回は、カラーコンシェルジュ「アモエニタス」主宰 木村応子先生です。
「カラーとオーラソーマとの出会い」「陰陽五行」「女性の起業」について、実体験に基づいた貴重なお話を伺いました!
Q:木村先生が、現在のお仕事に携わることになった「きっかけ」とは?
学生時代、ブライダル関連のアルバイトをしていて、結婚式全体を仕切る緊張感・高揚感にすっかり魅せられました。お客様の「一世一代の舞台」を演出する仕事に就きたい!と決意。
しかし就職活動ではホテルサービス業界は全滅。たまたまご縁のあった会社の事務職に就きました。
当時は本当に不本意でしたが、いま振り返ってみると、この就職は非常にラッキーだったんです。
Q:大学卒業後は会社にお勤めされていたんですね、しかしラッキーだったとは?
事務の仕事は、本当に楽でした。
年に3回の賞与に、1か月の夏休み、退社時間はきっかり16時、お金も時間も有り余る環境だったんです。
さまざまなお稽古事や自動車教習所通い、海外旅行、、、贅沢な悩みですけど、時間もお金も持て余していました。
けれど、何をやっても全く満たされず、ただただ時間が流れていきました。
そんな中、たまたま参加したカラースクールの説明会で、なぜか「これだ!」とピンときました。
そして諦めかけていたブライダルの仕事にも、カラー関連なら隙間からでも関われると知り、そこから、「どこで習えるの?、資格はあるの?」とケイコとマナブ*を読みまくり、「カラー」と名がつくレッスンを片端から受講しました。
そしてカラー関連の資格はすべて1級を目指し、色彩学、パーソナルカラー、インテリアカラー、プロダクトカラー、、、あらゆる分野の色彩を学び、その後、カラー関連会社に転職。
そして、30歳の誕生日に独立しました。
事務職時代に比べて、経済的にはかなり条件が悪くなりましたが、「好きなことを仕事にしている」その充実感に満たされた日々でした。
忙しすぎて寝不足な自分に酔いしれるような(笑)
念願だったブライダルプロデュースのお仕事の受注もいただき、ようやく、自分のやりたいことへの道へ人生の軌道修正ができたという感触でしたね。
用語解説:ケイコとマナブ
リクルートが発行している習い事・資格スクールの月刊情報誌。
趣味のお稽古から、仕事・転身のためのスキルアップや資格取得まで、スクール情報を総合的に紹介している。
Q:会社員から独立したい皆さんにとって、とても参考になるエピソードですね。
現状に甘んじてしまわなかった木村先生は偉いと思います。
事務職時代を振り返ってみると『余裕のある職場だったからこそ、いまの土台を築けたな』と、ただただ感謝の思いしかありません。
当時は、徒に歳を重ねることに焦りを感じ「このままじゃいけない!」とジタバタしていたけれど、全くやりがいを感じられない仕事だったからこそ、「自分がやりたいことって何だろう」と本気で向き合うことができたように思います。
あのとき仕事が楽しかったら、今の私はないかもしれないですね(笑)
Q:今のお仕事の主軸でもあるオーラソーマとの出会いについて教えてください。
オーラソーマの第一印象は、正直あまり良くなくって。
今は「瞑想」もずっと一般的なものになりましたが、参加した体験セミナーの『クリスタルがたくさん置かれた部屋』でヒーリングミュージックが流れ、キャンドルが灯された中での瞑想シーン。
その異様な光景に引いてしまったんです。
そんな諸々の事情もあって、いったんオーラソーマとは距離を置いたのですが、あの美しい二層のボトルの存在は、ずっと気にはなっていました。
やはり、なんだかんだ言っても、インパクトがあったのでしょうね。
Q:当時はまだ、「瞑想」とか「坐禅」ブームではなかったですものね
オーラソーマときちんと向き合ったのは独立した後、まさに「壁」にぶつかった時でした。
「自分が好きなことを仕事にしているのに楽しくない」
これは本当にきつかった、逃げ場がない感じでした。
勢いと自惚れで独立してしまった私は、自分の方向性をすっかり見失っていました。
金銭的にも人間関係でもトラブルを抱えていて、とにかく現状を打破したくて、
心理学や宗教学、スピリチュアルなど、あらゆるものを必死で調べていたんです。
そんな時に、ずっと心に引っかかっていたオーラソーマのコースを受け、「肩の力を抜いてもいい!」と初めて自分を許すことができた。
これは今までにない、得難い体験だったんです。
第一印象で引いてしまったオーラソーマに、心惹かれた瞬間でした。
「本当に落ちた時には頑張れない」ということを体験し、
「誰かの期待に応えるために自分が存在するのではない」ということを学び、
「理想的でない自分も愛する」ということの大切さ痛感しました。
この体験があったからこそ、現在クライアントと向き合う際に、相手の気持ちに寄りそってのセッションができるようになったと思います。
あの落ち込みがなかったら、きっと私は頑張れない人の気持ちを理解できない、人の痛みを理解できない、傲慢なセラピストになっていたでしょうね。
まさに落ち込むべき時に落ちたなと、今ならわかりますけど、当時は藁にもすがる思いでした。
そんな経緯から、オーラソーマについては、あらゆる角度から長短所を理解しつつ、いい意味で、適度な距離感を保っているんじゃないかな、って思います。
Q:カラー、オーラソーマと東洋占術とはあまり関係がないと思いますが、なぜ四柱推命を学ばれるようになったのですか?
「占術」としての四柱推命を学ぶつもりは、全くありませんでした。
四柱推命に興味を持ったきっかけは、「占星術」に対応したアロマやジュエリーはあるのに、「五行」に対応したものはないんじゃない?と思い、「五行」をベースにしたものを作ろうと思い立ったからでした。
そこで、陰陽五行について調べていたら『これは、付け焼き刃ではいけない!本格的に学ばなければ!』と決意。
そこから、風水や気学講座に参加したのですが全くピンとこなくて困りました。
そんな時、ある講演会で鎌崎拓洋先生が20分ばかり空亡(くうぼう)についてお話されたのを聞いて、とても感激したんです。
これこそが私が学びたい『陰陽五行論』だって確信しました。
そこから、インターネットで探しまくり、アルカノン・セミナーズで開催される鎌崎先生の四柱推命講座に出会うことになります。
Q:五行ジュエリー、本当に素敵ですね、四柱推命の講座はお役に立ちましたか?
ジュエリーは高額なこともあり、確かな陰陽五行の知識・ロジックを組み込みたいという思いが強かったんです。
ですので、鎌崎先生に陰陽五行の基本を学べたことはとても大きかったと思います。
例えば、五行は五元素、「エレメント」だと認識していたのですが、鎌崎先生に質問すると「エレメントではなく、フェーズです。」と伺いました。
自分や世間の陰陽五行への認識が明らかに間違っていたことに気づかされました。
その認識の甘さに気づいてから、完璧な商品を作らなければ!と四柱推命の学習にも熱が入り、結果として、五行アロマ、ジュエリーについては、本格的なものに仕上がったのではないかと思います。
授業では、そんなたくさんの気づき、学びの連続で、鎌崎先生には本当に感謝しています。
Q:ズバリ、東洋占術・四柱推命の魅力とは?どう思いますか?
四柱推命は学べば学ぶほど、深い・・・そして難しい・・・(笑)
まるで学生時代に戻ったかのように必死にノートに書き取っている自分に驚いています。
他の講座と比べると、鎌崎先生の四柱推命講座は「体育会系」ですね。
毎回、鎌崎先生の熱、真剣さが伝わってくるので、受け取るこちらも真剣勝負、いつも気合を入れて講座に参加しています。
四柱推命の魅力・・・
それは「鎌崎先生という素晴らしい師との出会い」、それに尽きます!!
正直、鎌崎先生でなかったら、これほどまでに四柱推命に惹きつけられることはなかったと思います。
鎌崎先生の四柱推命は単なる「当たる・当たらない」にとどまらない深淵な東洋思想体系そのものだと思います。
そして、講座の合間にお話される、哲学や科学、タオ思想など、一見、占いとは直接関係のないようなお話一つとっても、奥深くて、毎回楽しみですね。
Q:アルカノン・セミナーズには、独立起業を目指す方が多くいらっしゃいます。
木村先生にとって、独立起業に《必要不可欠なこと》って何でしょう?
フリーランスは、「自分」以外に代わりがきかないので、まずは何と言っても「健康と体力」が必要です。
あとは、『超える力』、メンタルな弱さ、経済的なピンチ、どちらも諦めたらそこで終わりなんです。
メンタルなら、どうしたらそこから這い上がれるか。
経済的なものなら、どうやって資金をかき集められるか。
そんな逆境に「立ち向かえる力」が必要不可欠、あとは「覚悟」と「行動力」ですね。
壁にぶつかって落ち込んでいても、仕事をしなければ一円にもならないし、支払いは待ってはくれない。
落ち込んだ時こそ、その「壁」を超えていく力が必要。
あとはその苦しさをひっくるめて「楽しめるか」だと思います。
Q:フリーランスは夢ばかりじゃない・・確かにその通りですよね。今後の活動目標について教えてください。
現在手がけている五行をベースにしたジュエリーやアロマのように、もっと「陰陽五行」を普及させていきたいです。
陰陽五行を勉強する=四柱推命や占いを学ぶ という図式はちょっと特殊だし・・・難しそう・・・と敷居が高いでしょう?
実際、私も「陰陽五行」はいったいどこで学ぶのか、散々迷った経験もあるので、もっと手軽に日常的に陰陽五行の思想に触れて欲しいですね。
陰陽五行論という考え方は、私たち日本人にとっては、馴染みの深い自然界の事象から成り立つので、実は取り入れやすいと思います。
今後は、五行をベースにしたジュエリー、アロマをさらに拡げたい。
そのためにも、さらに知識を深めて、五行を絡めた「色・音・食」のイベントを展開していきたいですね。
百貨店での催事や季節のイベントなど、学生さんやOLさんたちが気軽に立ち寄れるものが理想です。
陰陽五行思想が、単なる「占い」用のツールにとどまらない、人生を改善できる「自己覚醒のツール」であることを、皆さんに拡げていきたいですね。
木村先生、本日は貴重なお話をありがとうございました!
生徒プロフィール
木村応子(きむら・まさこ)
- 学習院大学法学部卒業
- 学生時代のホテル・結婚式場でのアルバイト経験から、「一生に一度の、最高にシアワセな瞬間を演出したい」という想いを持ち、ウエディングプランナーを目指す。
- 色彩検定・カラーコーディネーター・ブライダルコンサルタント等の資格を取得。
- ブライダルコンサルタント時代は、数多くのオリジナルウエディングを手がける他、桂由美東京コレクションのカラーコンサルティング等に関わる。
- 企業・学校において、色彩学・色彩検定・パーソナルカラー・ブライダルなどの分野で講師を務める。
特に、色彩検定対策講座においては、高い合格率を誇り、
成績優秀者(団体・個人)に贈られる「AFT奨励賞」などの受賞に多数導く。 - 「色」と「心」の関係に興味を持ち、心理カウンセラー・オーラソーマカラーケアコンサルタント&ティーチャー等の資格を取得。
- 2000年独立。
- 「色」を通した内面と外見のプロデュースを展開し、10,000名を越えるカウンセリング経験を持つ。
- 東京お台場にて、カラースクール&サロン「アモエニタス」を運営。
- 2005年:色と香りで心と体をケアする「ココカラプロジェクト」スタート
- 2006年:色と音と食のイベント「Amo’s cafe」を全国で展開
- 2009年:色でブライダルシーンを彩る「マリコロールプロジェクト」スター
- 2014年:オリジナルオーラソーマ®ジュエリー「Amu」プロデュース
- 2014年:香り奏でるブレスレット「アロマティックブレス」プロデュース
- 2015年:五行アロマ「Five Phaseエッセンシャルオイル」プロデュース
- 2016年:五行に基づくオーラソーマ®ジュエリー「Blue Rose」プロデュース
- 2017年:五行に基づくブレスレット「Les 5 Sens(サンクセンス)」プロデュース
- 2017年:五行と色と食のイベント「Blue Roseパーティ」開催
公式サイト「カラーコンシェルジュ アモエニタス
http://www.amoenitas.jp/
ブログ「Amoenitas Style」
http://ameblo.jp/amoenitas/